2021/01/25
第1回 多義的メカニクス公開研究会
Shingo SHIMODA
下田 真吾
多義的身体に開かれた知能とは
生物は長い進化の果てに,現在の身体構造へとたどり着いた.そして構造は,その生物が生きている環境に適した構造になっているいわれている.しかし,進化したのは当然,体の構造だけではない.体を動かすために必要な知能も進化しなければ,せっかく獲得した身体を十分に使いこなすことはできない.多義的な身体があるから多様に動けるのか,それとも柔軟な知能があるから,多義的に身体を使うことができるのか.知能と身体の関係に焦点を当てながら,多義性の持つ意味を解き明かしていきたい.